愛国心

asahi.comより『「愛国心」の表現で合意 教育基本法改正の与党検討会』
 自民、公明両党の教育基本法改正に関する与党検討会は12日、最大のハードルとなっていた「愛国心」の表現について「伝統と文化を尊重し、それらをはぐくんできた我が国と郷土を愛する」とすることで合意した。これを受け、政府・与党は今国会への提案に向けた調整を急ぐ。ただ、自民党内から異論が出る可能性もあるほか、国会の会期延長など政局判断もからむため、提出までは曲折がありそうだ。


「国」と「愛」の間に「郷土」を割り込ませることで、「愛国」という言葉を意識させないように苦労した後がうかがえますな>座長案。
ふと「国家安康 君臣豊楽」を連想してしまいました(笑)

教育基本法に「愛国心」を盛り込む、と言いますが、そもそも「愛国心」って何?

それを語るには、「国」って何? 「愛する」ってどういうこと? てのを教えなくてはならないと思います。
そして、それを教えることが、あるいは「自分の言葉で」語ることができる親が、子供にそれを伝えていくことが大事。

今の国際化の時代に「愛国」だけでいいのかという意見もあるかもしれませんが、私自身はその点についてはそれほど気にしていません。個人的には「国」も「世界」も「人」の集まったものであって、「国」や「世界」を愛するということは「人を愛する」ことに他ならないと考えるからです。

でもそれを言葉で直接子供たちに語ったからといって「教えた」ことにはならない。
だいいち、そんなことを言葉で言っても小さな子供たちは理解しないでしょう。
だから普段の生活で示す。親の背中を見せる。

とはいえ、たぶんそれだけでも不十分でしょう。
だから子供に分かる言葉でも、少しずつ示す。

元気よく挨拶をする。
「ありがとう」「ごめんなさい」を、きちんと言う。
相手のいやがることをしない。

などなど……

そういった積み重ねをしていくことこそが、本当の意味での「愛国心」なのではないかと、私は思います。

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この記事へのコメント

あらま
2006年04月13日 09:29
おしゃるとおりだと思います。
どうも、「愛」というとと、「ラブ」になってしまいますが、「アフェクション」なんて英語がありますね。人を愛する、国を愛する。そうした気持ちが、自然に家庭生活の中から芽生えることが大事ですね。
牧山
2006年04月13日 09:55
「愛されることを望む前に、まず愛しなさい」という人生相談の偉い先生の言葉を贈りたいですね。
愛してくれてると思いますか?
2006年04月13日 13:55
>あらまさん
コメントありがとうございます。
「愛国心」という言葉それ自体に対するアレルギーが私の中にもないわけではないのですが、国に対する誇りはあるべきだと思います。
もっとも、それを言葉として教育基本法に盛り込んだからと言って、それで明日からすぐに「愛国心」が育つとも思えないのですけどね。

>牧山さん
「国」という言葉を「政府」と捉えてしまうと、そういう感覚がでてきますね。
私は「政府」を愛する気はさらさらないです(だって単に切れないヒモじゃん)けど、身近な人たちを愛していきたいと思っているし、それが本当の「愛国心」を育てることにつながるのじゃないかと言いたいんです。
ですから今「政府」が盛り込もうとしている「愛国心」が「政府を愛しなさい」という意味だとしたら、私は断固反対しますよ、もちろん。
あとは、そういう方向にすりかえられないよう注意していくこと、その注意ができるような人間に子供たちを育てること、それしかないんじゃないかなと。
Kyan
2006年04月13日 17:51
人が集まって国ができるので隣人愛が基本であるというのは賛成いたします。十戒にも「汝の隣人を愛せよ」などと*わざわざ*書いてあるとおり,基本ではあっても行うのは難しいものなのでしょうが。
人がたくさん集まって,その間に利害の調整が必要になったり,治水(や戦争)などの個人ではできない大きな事業を行ったりして,公共の福祉に寄与する機関が「国」だと基本的には考えていますので,それをどう愛するのかというのには考えるところがあります。
ものすごくアレゲなたとえですが,汚水処理場で働く人々やそれを運営する機関の努力には頭が下がるけれども,私は汚水処理場を愛することができないでしょう。
ということで,私の愛国観はこんな感じです。
歪んでますな(自爆)
おぞん
2006年04月14日 00:27
愛国無罪(ぼそ)
2006年04月14日 00:53
コメントありがとうございました>Kyanさん。
おっしゃる定義に基づく「国」を愛することができるかどうかは、難しいところですね。その場合の「国」は、あくまで「最大多数の最大幸福」を追求する機関(あるいは器官)に過ぎないので。

お読みかどうか分かりませんが、「仮面ライダー 誕生1971」の中で、本郷猛と「ある人物」がやりとりをする場面があります。P.198~200の「ある人物」のセリフにおける「ショッカー」を「国」に置き換えてみると、しっくりしすぎて愕然とします。

>おぞん
絶対いると思ったよ、それを言うヤツ(笑)
でびぃ
2006年04月14日 21:37
そこ、国じゃなく「人類」とやれば崇高だったのにね!

だから日本人はアジアのカッペなんだ lol
2006年04月14日 21:59
>でび
ごめん、「そこ」ってどこ?(^_^;)
えーと、つまり「国を愛する」ではなく「人類を愛する」と言えば、でいいのかな? それとも「ショッカー」の代わりに「人類」?
牧山
2006年04月14日 23:50
>ですから今「政府」が盛り込もうとしている「愛国心」が「政府を愛しなさい」という意味だとしたら、私は断固反対しますよ、もちろん。

今時その文脈でしか『愛国』なんて言葉を政治家は言わないと思うけどなあ。
日本に限らず、中国でもアメリカでも。アメリカの愛国心も、政府のやってることに文句を言うな、敵と戦え、ですからねえ。

本来的な意味でなら、もちろんRadcliffeさんと同じ。年が一緒のせいか見事なくらい『禿同』。いや、私はまだ禿げてませんが。
でびぃ
2006年04月15日 00:15
>「伝統と文化を尊重し、それらをはぐくんできた郷土と人類を愛する」

ま、こんな感じで。

しかし・・・まあ、そんなこと法律でジャイアンしなくても(また意味不明)愛される国になればいいだけだろーがと思うのだけどね、自信ないのかな?
おぞん
2006年04月15日 03:17
愛人無罪!愛人無罪!
2006年04月15日 22:49
>牧山さん
>今時その文脈でしか
むう。やはりそうなのですかねえ。
そのへんになってくると私は最近周囲の同世代の人の認識(総じて危機感がない)との間にずれを感じていて、「おれが過敏なだけかしらん」と思えてきてたとこでした。
ひとつ考えられるのは、親の世代が戦前か戦後かでずれてるのかなあとも思うんですが……(私の両親は二人とも戦争を知ってる世代)

>でび
了解。お手数かけてスマソ。
>愛される国になればいいだけだろーが
ごもっとも。
ただ、国民の「好みのタイプ」がこれだけ多様化→先鋭化してしまってる現状で、「国民のすべてから愛される」国家は望めないと思うんだな。
もちろん、だからと言って「無理矢理にでも国民全員に愛させる」というのは、そんなご無体な、という感じではあるな。

>おぞん
正しいが、ちょっと違わないか(笑)
牧山
2006年04月15日 23:17
うちも両親戦前生まれです。ニョーボの両親も。
戦時下になったら、私のような職業は真っ先に潰されると思っているだけに敏感なのは認めます。

ちゃちゃ。(もちゃのちゃ…)
愛人と恋人の意味が、中国語と日本語では入れ替わってますが、どっち?
(どっちでも外れだってば)
2006年04月15日 23:23
ああ、やっぱりそうでしたか>牧山さん。
自身は同じ世代でも、親が戦前を知らない世代だと、そのへんの認識にずれが出る傾向はありそうですね。まあ、それがすべてでもないのでしょうが。

ちゃちゃ(もちゃのちゃぬーとの1)については、勉強になりましたとだけ言っておこう(^_^;)
thalion
2006年04月18日 17:08
私は日本って国が好きだから、国を愛するってこと自体にそれほど違和感はないんだけどな。少数派、なのかな。

まぁ、私の愛国心って、「んー、やっぱ日本人は米に味噌だろお」の延長線上にあるので(笑)。
2006年04月18日 17:37
>さり
いや、必ずしも少数派ってことはないと思うよ。
実際、私も「朝食はご飯に味噌汁」な人だし、上を読み返しても、君の言わんとする延長線上にある「愛国心」に対して異論を唱える人はいない気がする。

ただ、「愛国心」という言葉の下に、個人の意見が抑え込まれ、国全体が戦争へと突っ走ってしまったという記憶が、「愛国心」という言葉自体に対して、ある特定の否定的な意味づけと印象を与えてしまっているような気がするんだ。

まあ、そんな風に考えると、一種の「言葉狩り」のようにも思えてきたな(笑)。
でびぃ
2006年04月18日 20:55
外国から発酵ものを大量持込した女子大生のようなw>さり
(限定ネタですな)

国を体制と同一視したらあかんのよねぇ・・・
あえていうなら民族やね
(これも民族浄化というおばかなアレに暴走する危険のある言葉やけどねぇー)
だから「郷土」には文句のあるひとはあんまりおらんのではないかなぁ

ふむ、いや、まて
われわれはもっと民族としてエゴもっててもええんでないかな?
それが通らないからって無道を働いてはいかんだけで。

マミヤのサハリンかえせー
山陰の海産資源を盗むなー
竹島? ただの岩だろ
てかおまいら対日侵略主権侵害ええかげんにせぃ
在日米軍は尖閣列島に基地作れよ

もちろん言ってるだけだ!
牧山
2006年04月20日 11:42
桂さんがいってましたが、歴史上、どこの国も、「我が祖国の本来の領土」というとき、歴史上の最大版図を指すそーです。いちんさかえ。
牧山
2006年04月20日 11:49
そういえば、これも桂さんがいっていた話ですが。
日本は領土問題をいくつか抱えていますが、竹島は国際法廷に持ち込んだ場合、歴史的経緯でも、地形的な点からでも日本に帰属するという判定がでる確率の高い案件だそうです。だからこそ韓国は、国際法廷へ持ち込むのを拒否しているわけで。
では日本はなぜもっと強攻に出ないかというと、他の領土問題の島々は、国際法によると日本のモノにならなくなる可能性が高いからだそうです。元々国際法による領土や資源問題は大陸に有利なのだそうで。
まあ、どっちもどっちつーか。
thalion
2006年04月20日 13:01
韓国が国際司法裁判所に持ち込まれるのを嫌がっているという話については、私も以前に聞いたことがありましたが、後半部、つまり「それ以外は日本が負けちゃいそうだから止めとく」という話は初めて聞きました。

気になったんでちょっと調べてみました(ネットって便利だなぁ)。
あんまり詳しく調べる気力がないので、とりあえず領土問題といえば北方領土ということで、「国際司法裁判所・北方領土」でぐぐってみました。

http://www.mofa.go.jp/mofaj/area/hoppo/pb_qa.html
の 7. 国際社会への働きかけについて を参照。

どうやら、昭和47年に一度日本から「ねぇ、国際司法裁判所で話つけない?」ってソビエトに持ちかけたことがあったみたいですね。そのときは「やだ」って言われたようです。国際司法裁判所に持ち込むためには、両国が同意しないといけないので、どっちかが「やだ」って言ったらもうどうしようもないわけですね。
2006年04月20日 22:27
1エントリーにこれだけコメントが続くのは記録的だな(^_^;)。
こういう極めてセンシティブな話題であるにも関わらず、割と理性的な議論が淡々と続いているのが嬉しいです。おかげで勉強にもなってますし。
感謝>コメントくれた諸氏

>牧山さん
>「本来の領土」
ありがちな話ですなあ(^_^;)

次に続く。
2006年04月20日 22:28
続き。

>さり
私も少しだけ調べてみました。
領土問題でメジャーなところというと、
 1.韓国との竹島問題
 2.中国との尖閣諸島問題
 3.ロシアとの北方領土問題
の3つがすぐ出てくるみたいですな。(まあ、全部最寄りの国ばかりだ)
日本語で読める記事はどうしても日本寄りになってる節があるので(特に外務省の発言はその最たるもの)、そのへんは割り引いて考える必要がある気はしますが、それはそれとして、上記3つのいずれについても「国際法に照らすと日本の主張が通らない可能性が高い」ことに言及してあるものを見つけることはできませんでした。
まあ、限られた時間で調べたことなので、ひょっとしたらあるのかもしれないけど。誰か見つけたら教えてプリーズ。

本来の話題からは若干ずれてる気もするが……まあいいか(笑)>領土問題
おぞん
2006年04月20日 23:27
あ、まだ続いてたんだ。

昔は北方領土ばかりが騒がれたのに、今は竹島やら尖閣やらでかまびすしいのは、割とマジで陰謀(というか国策)だと思う。
2006年04月21日 00:52
 どうもどうも。
 自分はもともと
2.中国との尖閣諸島問題(まあこれは日中間だけの問題でもないのですが)
3.ロシアとの北方領土問題
 というのは日本の主張が通らない可能性が高いものだと思っていたのですが、気になってウェブ上などでいろいろ調べてみると自信がなくなってきました。
 そして
1.韓国との竹島問題
 が日本の主張が通る可能性が高いという件も自信がなくなってきました(笑)
2006年04月21日 00:53
 で、現在日本が抱えている領土問題・資源問題で、日本の主張が通らない可能性が高いと自分が思っているのは東シナ海のガス田問題です。
 海底資源の線引きは当然日中間で食い違っているのですが、国際法上の判例からすれば海底資源に関しては地上領土の中間点ではなく大陸棚のほうが優先(はじめてこれを知ったとき、これはアレか国際法の父グロチウスが大陸の出だからかと思ったものですが、よく考えてみればそんな筈ぁない、20世紀にアメリカ合衆国がどこだったかとの対立の中で有利な判決を引き出したのがおこりだそうです)。
 しかも中国側が操業を始めている平湖ガス田も、こんどできた春暁ガス田も「日本側の主張する」線引きの中国側。これに対する日本側の反論は「我々の主張する線引きのこちら側のガスまで吸い出している」というものですが、これはクウェート侵攻前にイラクのフサイン大統領が主張した(そして容れられなかった)のと同じ主張であります。
2006年04月21日 00:54
 この間中国側は「共同開発でいこうか」という主張をしたものの、日本側はこれを拒否(まあ気持ちはわかる)。
 そこで中国側は春暁ガス田の工事をどんどんすすめ、事実上の国境線確定の基礎にすえつけます。国際海洋法を持ち出すまでもなく、一国の国境線の確定については「事実上の実効支配」が重大な意味を持つのでありますから、これは当然でありましょう。
 ざっとこんなところですかね。
 いや、例によって事実認識の間違いなどある可能性はすてきれないのですが(笑)
thalion
2006年04月21日 16:46
>桂さん

どうもどうも。丁寧な解説ありがとうございます。つまり「日本は勝ち目がないから国際司法裁判所に訴えない」というのは桂さんの本意ではなく、「桂さんは日本に勝ち目が薄いと考えている」ので「訴えようとしないのはおそらくそのせいなんじゃないかと思う」というお話なんですね。

得心がいきました。ありがとうございました。
2006年04月21日 23:22
 そうですそうです。
 正確なご理解ありがとうございます。

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