挿入歌考:第10回「その名はシェリンダ」

 これまで主としてヒーローサイドの挿入歌ばかり扱ってきたので、今回は悪役サイドの挿入歌を紹介してみたい。
 この曲は、「星獣戦隊ギンガマン」の挿入歌である。

 ギンガマンの敵は「宇宙海賊バルバン」という集団であり、多くの星々を荒らし回った末に地球にたどり着いた。対するギンガマンは、「ギンガの森」と呼ばれる一種の隠れ里に住む戦士達であり、宇宙からきた種族というわけではないところがいささかややこしいのだが、そのへんの詳しい説明は本考とはあまり関係がないので割愛する。

 バルバンはダイタニクスという名の船のような生き物に乗っており、これに舵をつけて宇宙を渡り歩いていたのだが、このダイタニクスの舵を操る操舵士の名が「シェリンダ」である。
暗黒の海を 船は切り裂く
風のない宇宙 波を起こして
名もなき星は 滅びるがいい
今日あの星の 息を止めよう

寄るな!触るな!命 惜しいなら
下がれ!騒ぐな!邪魔者は斬る

嵐が来たんだ その名はシェリンダ!
無情な誘惑 非情な瞳
宇宙に刻んだ その名はシェリンダ!
奪い取るのだ この手にすべてを
シェリンダ! シェリンダ!
容赦はしない!


(中略)

宇宙のどこかに あるというのか
アタシを満たす 永遠の物が
アタシの旅を 終わらせるものが…


「その名はシェリンダ」
(「星獣戦隊ギンガマン」より)
 作詞:藤林聖子
 作・編曲:佐橋俊彦
 歌:シェリンダ(水谷ケイ)


 シェリンダを演じる水谷ケイさんは、「知る人ぞ知る」女優で……有り体に言ってエッチなVシネマやヌードグラビアなどで活躍しておられる方である。

 戦隊シリーズでは「大戦隊ゴーグルV(ファイブ)」以降、悪役に女性幹部というのは珍しくない。そして、女性幹部のコスチュームには結構刺激的なものが多い。腕、脚、胸元と、肌を露出する部分が多いのだ。(冬はさぞかし寒いだろうと思うのだが)

 そこへ女性幹部として、この水谷ケイさんの起用である。
 男性諸氏にはご存じの方も多かろうと思うが、この人は「巨乳」である。それも単なる巨乳ではなく、「美巨乳」なのだ。その美巨乳を、思いっきり寄せて上げて谷間を強調したコスチュームでTV画面に登場したときの衝撃度たるや、これはもう、すごいものだった。
 毎週日曜の朝から、こんな刺激的な映像が子供向け番組に出ていいのかと物議を醸し、果ては「シェリンダ様に責められてみたい」などとほざく奴まで出る始末。

 さて、下世話な話はこれくらいにして、作詞者と作曲者についても紹介をしておきたい。
 作詞の藤林さんは、作詞家としてデビューして10年ほどの方だが、本作「ギンガマン」の主題歌をはじめとして既に数多くの作品に詩を提供しておられる。例を挙げれば「仮面ライダークウガ」「仮面ライダーアギト」「ワンピース」「救急戦隊ゴーゴーファイブ」「特捜戦隊デカレンジャー」など、枚挙にいとまがない。
 佐橋俊彦さんも特撮・アニメには縁の深い方で、「クウガ」「アギト」などでは藤林さんの詩に曲をつけておられるし、それ以外にも「ウルトラマンガイア」や、最近では「ガンダムSEED DESTINY」などに曲を提供されている。
 佐橋氏の曲については、またいずれ本考で紹介する機会を設けたいと思う。

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    Excerpt: 「ガラスの靴」。 キャリアウーマンなさくら姐さんのお話。 Weblog: ブロ愚 ~おろか日記 blog style~ racked: 2008-02-29 00:27