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zoom RSS 「心あたたかな医療」

<<   作成日時 : 2011/10/26 23:30   >>

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何ヶ月ぶりに、どうしても書いておきたいネタにぶつかりました。
きっかけは、ふたつ。

ひとつは、Kyan's BLOGさんの記事を経由した、遠藤周作さん(Wikipedia)の晩年の活動についての話。

彼女の死後/自らの上顎ガンの疑いが晴れた後、延命治療の方法論や医者の無神経から発する行為に疑問を抱き、それらは是正すべきものであるという「心あたたかな医療」運動を展開した。


実は、この記事にぶつかる直前、まったくの偶然なのですが、ネットニュースを経由して以下のウェブサイトを読んでいました。

がんばれ こうたろう

その中の1ページ「恐ろしい医者の本音」を読んで、深く考え込まずにはいられませんでした。

引用して説明すると長くなるので、以下は上記リンク先を一読した前提での話になります。



この親御さんの心中、いかばかりかとお察しします。
高齢出産で、初めて授かった大切な我が子がこんなことになったら、それはもう気が狂いそうになるだろうと、子を持つ親としては思います。

一方で、そのメールを受けたお医者さん(医療事故の当事者ではない)の言っていることも、第三者的に読めば理解はできます。
医者は万能ではなく、どんなに医療技術が進歩しても、すべての患者を救えるわけではない。
個々の医者の能力や知識にも、ばらつきはある。おまけに人手も不足している。
けれど、少しでもそうしたことから生じる医療事故を減らすために、自分たちは精一杯頑張っている、そのことを理解して欲しい……そんな気持ちが透けて見えます。
ジャンルは違えども、同じような気持ちにさせられることは建築の世界にもありますから、そう訴えたい気持ちは分かります。

でも、その理解を、第三者ならばいざ知らず、医療事故の被害者サイドに求めるのは、やはり無理があると思わざるを得ない。
実際、このご両親はメールの文章を「医者の都合」「上から目線」と感じて、憤っておられます。

一方で、もしもこのやりとりがメールでなく、直接会っての会話であれば、ここまでご両親を憤らせることもなかったのかもしれない、とも思いました。言葉のニュアンスとか表情などから伝わる部分が大きいはずですから……

患者とその家族からすれば、医療事故を起こした病院の医者も、それにコメントを述べた医者も、同じ「医者」だから、無責任な(と思える)言い方には一言言わずにいられない。
でもメールを受けた医者からすれば、自分ではない医者がやらかしたことで、自分が責められる道理はないと思っている。
そんな立場の違いから、話が行き違ってしまっているというのが、実態かも知れません。



ともあれ、そんな文章を読んだ直後でしたので、遠藤周作さんの提唱されたという「心あたたかな医療」という文言が、ひときわ深く胸に飛び込んできたのです。



江戸時代の医者・「赤ひげ」こと新出去定先生が、若き医者・保本登に向かって言った言葉を思い出しました。

「医術などといってもなさけないものだ、長い年月やっていればいるほど、医術がなさけないものだということを感ずるばかりだ、病気が起こると、或る個躰はそれを克服し、べつの個躰は負けて倒れる、医者はその症状と経過を認めることができるし、生命力の強い個躰には多少の助力をすることもできる、だが、それだけのことだ、医術にはそれ以上の能力はありゃあしない」
(山本周五郎「赤ひげ診療譚」より)


これと似たようなことを、実は上の文章の中で、医者がご両親に向けて言っています。
それは確かに江戸時代でも現代でも変わらない、率直な事実でしょう。
でも、やはりそれは医者同士の胸の中に秘めておくべき話で、患者の家族に直接ぶつけるのは、無神経と言われても仕方ない気がします。
赤ひげ先生だって、上のような「医者の弱音」は同じ医者仲間である保本にのみ語ることで、患者やその家族に対してそんな弱気なそぶりは、微塵も見せたりしません。



正直、まだ色々な考えが頭の中を巡っていて、完全には整理がついていないのですが、ひとつだけ思うことがあります。

「心あたたかな医療」とは、患者さんやその御家族の心に寄り添うということではないかと。

すべてのお医者様に、そんな医療を心がけて欲しいと思います。



なんだかぜんぜんまとまりがついていませんが、とりあえず今日のところはここまでとします。
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