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zoom RSS ミュージカル「タイム・フライズ」

<<   作成日時 : 2010/02/20 23:37   >>

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たとえ、この思い砕け散っても。

今日は、シアター1010(せんじゅ)で行われているミュージカル「タイム・フライズ」を見てきました。
松原さんは、準主役のポジション。

あらすじは、現代の就職難に喘いでいる大学4年生の二人が、ひょんなことから学園闘争の激しい昭和43年にタイムスリップしてしまい、そこで当時の若者と出会って……という物語。

やれ服装がみんなレトロだとか、むっちゃシチサンな人がいたよねとか、携帯は圏外だ、パソコンはただのワープロだ、「鼻血ブー」だ「oh!モーレツ」だ「やったぜベイビー」だ……と時代ネタも盛り沢山で笑わせながら、その時代の学園闘争に足を踏み入れた人たち一人一人の理由とか、その裏にある思いを、丁寧に織り込んであった。

演出にはコミカルなシーンも多かったけど、本質はすごく骨太な群像劇だった気がします。

オリジナルのミュージカルナンバーに混ざって、時折昭和の学生達が40年代に流行ったフォークソングを大合唱するんだけど、最初はその熱狂振りを唖然としたりヘキエキしながら見てた現代の二人が、徐々にその熱に感化されて、時には自分たちが他人の時間を変えてしまうことに脅えながらも、最後はその人達を何とか助けたいと思うようになる、その変化に、思わずこっちも現代から飛ばされた人間の目線で感情移入してしまった。

沖縄で生まれ育ち、そこから飛び立つ米軍の飛行機がベトナムで大勢の人たちを殺していると知った人がいる。
ヒロシマを母のお腹の中で経験し、同じ経験を持つ友人が中学生の時に白血病で死んで以来、自分にもいつそれが訪れるのかと恐れる人がいる。
親の言うなりの「良い子チャン」を演じている引っ込み思案で大人しい自分を変えたいと思う人がいる。
機動隊の突入を前に、決まっている就職を棒に振ること怖さに、散々悩んだ末にその場を去ることを選んだ人もいる。

学園闘争とか全共闘とかのあの時代の「カオス」を、国外の暴動とは違う恵まれた若者の間の「流行り」と斬って捨てるような向きもあったと記憶してるけど、それは「歴史」というようなマクロな視点から見た時の話であって、一人一人の人間としての「内側」から見た場合、そんな簡単な言葉じゃ終わらせられない、いろんな感情、いろんな動機、いろんなエネルギーが渦巻いてたんだなあと、改めて思った。

そして現代から飛ばされた若者は、過去の人々に自分たちが関わってしまうことによってその人の「未来」(自分たちにとっての現在)を変えてしまうことを恐れていたけれど、見方を変えればそれはタイムスリップなどしなくても一緒で、どんな時代を生きていようと、人が人と関わりを持つ限り、人は関わった他者の未来に多かれ少なかれ影響を与えていることには違いがない。

そして、未来はいつか「いま」になる。

「時は変えられなくても、流れは変えられる」という歌詞の一節に、ああ、このミュージカルはこれが言いたかったんだなと感じた。

主人公の大輔と、松原さん演じる哲平、それぞれに「タイムスリップもののお約束」と言っても良いネタがそれぞれ用意されているんだけど、その使い方もうまかった。

いや〜〜、良いミュージカルでした。





以下、余談+ネタバレ。



・息子が昨日から急な発熱で、一時はどうなるかと。
 今日に入って、熱はまだあるものの微熱程度まで回復し、一人で留守番してていいよと言ってくれたので、残り3人で行くことができました。
 ちなみに残る1枚は、emiさんに引き取ってもらい、無駄にせずにすみました。急なお願いを引き受けていただいてありがとうございました>emiさん

・まさかあの場面でワンフレーズとは言え「ウルトラマンメビウス」を聞けるとは予想もしてなかったwwwww

・「平静を装うんだ」「昭和なのに?」

・「若い頃のおやじだ〜〜〜!!」「かあさんまで〜〜〜!!!」
 ハイハイ、定番定番www

・「まずはFからね」

・「ワッショイ」の代わりに「Yes,we can」は時代先取りしすぎだろwww

・「就職祈願」www

・大輔の父親役を演じられた上条恒さん。
 クライマックス直前の場面でソロで歌われた「出発の歌」の、出だしの低音部分がバリバリ上条恒彦さん風で「ぜってー意識してるよな。そういや容姿もソックリ……ってあれ? そういや名字が上条さんで、名前が恒……って、ええっ?」と思ったら、やっぱりご長男だった(^_^;)

・そして、その歌詞のサビ。
 「さあ今、未来に……」
 その後は最後通告のアナウンスに遮られて歌われなかったけれど、そこでタイトルはそういう意味かと得心がいく。

・エンディングシーン、アフガニスタンのNGOに参加を決心した哲平。
 現地のNGOの事務所の奥に向かって彼が声をかけた瞬間に「ここか!」と思う。
 そして、その予想通りの人物が現れ、さらにその傍らに予想を超えた人物が居たのを知った後は、もう涙止まらず。
 ホントひさびさに大泣きしました。
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