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zoom RSS 「ねぎぼうずのあさたろう」最終回に寄せて

<<   作成日時 : 2009/09/27 22:49   >>

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最初は、「Project DMMの松原さんが主題歌を歌う」というそれだけの理由で見始めた番組だった。

……が、結局1年間通して熱心に見てしまった。

そこまで惹きつけられた、この番組の魅力を一口に語るのは、とても難しい。

「任侠股旅もの」とも言えるオーソドックスな時代劇の作りの中に、野菜ネタを織り交ぜて独特の味を持たせた台詞回し。

同時にその「股旅もの」の特徴である、「旅」の魅力。
あさたろうが訪れる土地ごとの風物であるとか、そこに住む人々の暮らしであるとか。

さらに、あさたろう・にきち・こももの主人公一行3人はもちろん、準レギュラーのきゅうべえをはじめとして、旅の途中で出会った大勢の人々(菜々?)の、キャラの立ちっぷり。
そこに豪華なゲスト声優陣が華を添えた。

あさたろうの根っこにあるのはそうした数多くの他者との出会いを喜ぶ心であり、その「出会い」こそが旅の魅力であると言うことを、全編を通して語っていたのではないかとも思う。

また、単なる勧善懲悪では終わらないところも、この物語の奥の深いところだ。

懲りない悪党は徹底的に懲らしめるあさたろうだが、決して相手を殺すことはしない。ことわざの苦手なあさたろう自身は決して直接的に口にしないけれど、その思想は明らかに

「罪を憎んで人を憎まず」

というところに行き着く。

たとえ相手の行動がどんなに「悪」であろうと、その裏に隠された(場合によっては相手自身も気づいていない)動機であるとか哀しみであるとかを、あさたろうという少年は「先読みの力に近い」と言われるくらい的確に読みとり、共感する。
そして、相手の喜びには我がことのように喜び笑い、相手の哀しみには我がことのように哀しみの涙を流すのである。

正にヒーローの鑑である。
かつてはケチな盗賊だったにきちが(恐らくは自分よりも年下であろう)あさたろうを「兄貴」と呼んで忠実に付き従い、気ままな歌うたいを生業としていたこももが密かに惚れて後を追い続けるのも、当然と言えば当然だ。

あさたろうの必殺技は「正義のねぎ汁」のみに非ず。
実は、この「共感力」こそが、彼の最大の必殺技……いや相手を殺さず善に目覚めさせるのであるから「必活技」とでも言おうか。

この「必活技」の前に、シリーズのラスボスとも言える凶盗「もろこし天狗党」の首領「諸越光雲斉(もろこし・こううんさい)」すら、改心させられてしまう。
しかし悲しいかな、善に目覚めた光雲斉は自らの犯してきた罪が、あまりに重いことを知っていた。
だから、琵琶湖の底に隠された本拠地が崩壊する直前、あさたろうだけを自らの力で救い、己自身は琵琶湖深く眠ることを選んだのだろう。

しかし、そうしたことは台詞では語られない。
ただ、あさたろうの

「こううんさいのバカやろう〜〜〜!!!」

という叫びがこだまするばかりである。



何という余韻。

何という大人の物語。

子供向けの時代劇風野菜アニメだと思ってナメてかかると、痛い目を見る。



ラストシーン、京の三条大橋で父と息子の名乗りも果たし、シリーズを通して張り巡らされた伏線はすべて綺麗に解決したところも、エンタテインメントとして見事と言える。

そして、晴れ晴れとした顔であさたろうは言う。

「決めた! 俺は旅を続けるぜ!!」

あさたろうがそう決めた以上、にきちとこももに否やはあり得ない。
3人の旅は、これからも続く。

いや、ひょっとしたら今もあさたろうたち3人は、日本のどこかを旅して回っているんじゃないか。





いつかまた、あさたろうたち3人の新しい旅の物語を、見てみたい。

今度は是非、九州方面まで脚を伸ばしてもらって!(笑)
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